もっとわかりやすく!実物投影機 + 一人一台端末
実物投影機『みエルモん』を活用したきっかけ

もっとわかりやすく!実物投影機 + 一人一台端末 実物投影機『みエルモん』を活用したきっかけ

 本校では、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、教室での密を避ける事を目的に机間を広く取るようにしました。そうすると、児童の机が廊下まではみ出してしまい、作業や学習の指示が困難になることが予想されました。

 そこで、コロナ禍での教室環境でも実物投影機を積極的に活用することにしました。これまでも、実物投影機を使用していましたが、今回改めて遮光カーテンや実物投影機台の常設・固定を行い、どの教室も同じ環境で学習ができるように工夫をしていきました。

 令和2年の臨時休校の際には、この実物投影機台が「ミニスタジオ」となり、学習動画の撮影を行いました。特別な撮影機器を使わずに、一人でどの教室でも動画を制作できるのが大変魅力的でした。実物投影機のズーム機能も活かしながら、手元と声のみで必要な情報だけを伝えられる点も、活用が普及した要因です。

 本校ではこうした経験を経て、現在では実物投影機の活用が日常の風景になりました。今では、Chromebookに実物投影機を接続し、Google Meetによるオンライン授業のカメラとしても活用しています。また、この機能を使うことで、普段の授業でも、大型テレビから離れたところに座っている児童に映像が届けられるようになりました。

みエルモんとの出会いに感謝です!

札幌市立稲穂小学校 森 和穂 先生

札幌市立稲穂小学校
森 和穂 先生

オンライン授業での実物投影機『みエルモん』活用

 特別支援学級でも、日常的にみエルモんを使って、「大きく映して、分かりやすい」授業を目指しています。
令和3年4月からは、一人一台端末の活用も進めてきたので、突然のオンライン授業でも、普段の教室と同じ方法で学びを進めることができました。

札幌市立稲穂小学校 水落 知世 先生

札幌市立稲穂小学校
水落 知世 先生

実物投影機『みエルモん』を使ったオンライン授業

 通常学級と比べると、一人の担任が指導する児童が少ないため、「特別支援学級では、実物投影機による拡大提示は必要ないのでは?」と思われる方も少なくないかもしれませんが、決してそんなことはないと日々の活用を通して感じています。

札幌市立稲穂小学校 水落 知世 先生
@とにかく「同じ」がわかりやすい

 特別支援学級の子どもたちにとって、自分の手元にあるものと全く同じもので手本を示されることは取り組みやすさ、理解のしやすさに繋がります。実物投影機はオンライン授業でも部分的に大きくズームができるので、関係のない情報をカットし、焦点化できるところも便利です。

A「自分で」見る、やってみる

 教師が子どものそばで手元を指差し、教えることももちろんあります。一方で、テレビ画面を「自分で」見て、理解して、自分の机上にあるものとリンクさせ、やってみることもまた、子どもたちにとって必要な力だと感じます。

 国語の音読、図工の制作手順の例示、音楽の鍵盤ハーモニカの運指練習…、日頃から私たちも子どもたちも実物投影機の活用に慣れていたおかげで、オンライン授業でも実物投影機は大活躍でした。

実物に勝るものはありません

 今までは、特別支援学級の子どもたちだからこそ、教材を作って…掲示物を作って…という手段しか考えられていませんでした。ですが、「実物」に勝るものはありません。その「実物」を簡単にかつ効果的に、子どもたちに一斉に示すことができる実物投影機はとても便利です。
 子どもたちが学級のみんなに対して発表する場面でも、「この本のこの絵を大きくテレビに映そう。」と、実物投影機を使ってわかりやすく伝えようと工夫する姿が見られるようになってきました。

機器構成

実物投影機『みエルモん』を日常的に活用してみて

〇プレゼンテーションソフトなどで授業動画作成を行うと、作成にとても時間がかかり継続の難しさを感じていました。実物投影機を用いることで、授業動画作成にかかる時間がとても減り、これだったら続けられると感じました。

先生がノートに直接書く様子を実物投影機で見せることで、子どもたちもノートに上手にまとめられるようになりました。黒板だと、特に図形や表はノートにどう書けばいいか迷います。でもノートに直接書いて見せれば、子どもたちも書き方が分かり学習に集中できます。

〇GIGAスクールが始まってから、大型テレビに実物投影機の映像を映したり、端末を映したりと画面の切り替えをすることが多くなりました。今までは画面切替に煩雑な作業が必要でしたが、みエルモんはボタン一つで画面を切り替えることができて、大変使いやすいです。

〇オンライン授業をした際には、みエルモんをUSBカメラとして使い、ノートを映して、Google Meetで授業を進めていました。特別な用意をすることなくオンライン授業ができたので、非常にありがたかったです。

※2022年4月現在
※記載されている会社名・製品名は、各社の商標または登録商標です。