教員養成学部における実物投影機活用事例集

CASE STUDIES
学生の事例
実物投影機の効果的な活用で演習時間を確保する
オンライン同期型授業・対面+オンライン非同期型(オンデマンド)授業
実物の動きを見せながら発表する イメージ

授業内容

授業形態:講義・演習


幾何基礎
(専門必修科目)


位相空間論、位相幾何学
講義:オンライン
演習:対面+オンライン(オンデマンド)

教室環境・機器構成

使用機器


実物投影機
パソコン
プロジェクター

接続方法


実物投影機とパソコンをUSBケーブルで接続し、プロジェクターで投影。

実物投影機の効果的な活用で演習時間を確保する イメージ

準備時のポイント

発表者と受講者それぞれが、スクリーンと教室全体の両方を確認できるように実物投影機を置く位置を調整した。

実物投影機の効果的な活用で演習時間を確保する イメージ

授業実践

Before

問題演習を行う際、受講者が黒板に答案を書くのに時間がかかるため発表する時間が取れず、教員が机間指導と解説を行っていた。

 
After 実物投影機の効果的な活用で演習時間を確保する イメージ

実物投影機を活用して受講者のノートを共有することにより、効率的に大人数の発表が可能となった。問題演習の機会が増えることで、学習効果の向上が見込まれる。

工夫したこと
実物投影機のズームイン・ズームアウト機能等を用いて見やすく投影できるように、事前に機能の説明を行った。
大変だったこと
教員が受講者の解答に補足説明を行う場合、スクリーンには書き込みができず、ホワイトボードは配置を工夫する必要があるので、どこで説明するか迷った。

感想

教育学部の数学専門科目数は、カリキュラムの特性上、理学部と比較して少ないため、問題演習の時間の確保が課題となっている。実物投影機の使用により、効率的に問題演習を行うことが可能となり、受講者の理解度向上に繋がることが期待される。
また、他の受講者の前で問題を解説することは、教員を目指す受講者にとって貴重な機会となる。

佐藤和紀先生のワンポイント解説

以前よりもクラウド技術が発展し、情報端末を活用してクラウドで共有することは格段に増えてきました。しかし、ノートでまとめなければできない学習内容も多い中で、「ノートを共有する」ことが前提であれば、学生は「どのようにまとめれば伝わりやすいか」ということを考えながら書けるようにもなっていきます。

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「ACCADEMICA」各号のご紹介

ACCADEMICA Vol.1
vol.1

教員養成学部での様々な
授業形態における
実物投影機活用事例

  • 〇巻頭言  
    • 「教員養成学部における実物投影機の活用とICT活用指導力の育成」
    • (信州大学教育学部・
      附属次世代型学び研究開発センター長 村松 浩幸)
  • 〇教員養成学部での授業形態における実物投影機活用事例
    • ・オンライン同期型授業での活用(教師の活用)
    • ・対面+オンラインのハイブリッド型授業・
      ハイフレックス型授業での活用(教師の活用)
    • ・対面授業での活用(学生の活用)
  • 〇リフレクション
    • (信州大学学術研究院教育学系 
      数学教育グループ 准教授 昆 万佑子
                     社会科学教育グループ 准教授 藤崎 聖也)
ACCADEMICA Vol.2
vol.2

教員養成学部での様々な
授業形態における
実物投影機活用事例

  • 〇巻頭言  
    • 「教員養成学部における実物投影機の活用とICT活用指導力育成を次の一歩へ」
    • (信州大学教育学部・
      附属次世代型学び研究開発センター長 村松 浩幸)
  • 〇分析  
    • 「教員養成の実物投影機の活用分類」
    • (信州大学学術研究院教育学系 
      教育科学グループ 助教 佐藤 和紀)
  • 〇教員養成学部での教師、学生による様々な授業形態における実物投影機活用事例
    • 教師による活用
    • ・対面授業での活用
    • ・オンライン同期型授業・対面+オンラインの
      ハイブリッド型授業・対面授業での活用
    • 学生による活用
    • ・対面授業での活用
    • ・オンライン同期型授業・対面+オンライン
      非同期型(オンデマンド)授業での活用
    • ・対面+オンラインのハイフレックス型授業での活用
    • 実物投影機を活用したオンライン化学実験
    • ・リモート化学実験の可能性の探求 現教職員向け研修講座「家庭でできる化学実験」
  • 〇リフレクション
    • 「投影への挑戦による新たな学びの創生」
    • (信州大学学術研究院教育学系 
      数学教育グループ 准教授 昆 万佑子
                     社会科学教育グループ 准教授 藤崎 聖也)